人生つまらない人は「役に立つか」ばかり考えているから

こんにちは、脱力系プロコーチのスガハラクニヤです。
このタイトル、実は過去の自分そのものです。

看護師の奥さんは木日休みのことが多いのですが、木曜はなるべく二人で一緒に出かけることにしていて、美術館に行くことが多いです。

先日はDIC川村記念美術館 という千葉県佐倉市の美術館に行ってきました。

正直昔の自分は美術館でアートを楽しむような心の豊かさは持ち合わせていませんでした。
アート見に行ってもすぐに何か使える知識が身についたりするわけではないですからね。

以前は、休日も何か経済合理性や成長につながるような生産活動をしてないことが不安で、休日にゆっくり過ごすということがあまりできていなかった気がします。

まさに「役に立つかどうか」が時間の使い方の最優先の基準になっていました。

でも今振り返って思うのは、無駄で役に立たないことを楽しめる、味わえるのが豊かな人生の証拠だと心から思います。

資本主義社会においては、経済的・物質的に豊かになることや、拡大や成長をすることがわかりやすく讃えられますし、強いインセンティブが働きます。

その結果、アートやその他の趣味など「役に立たない」ことには優先度が下がりがちになります。

趣味も本来は「一切役に立たないけど好きだからやりたい」ことのはずなのに、趣味にもビジネスの人脈作りといった経済合理性を求めている方が以外と多い印象で、これでは趣味も損得にまみれたお金稼ぎの手段になってしまいます。

「役に立たないことを思い切り楽しむ」そうやって人生を豊かにするためには、社会的で客観的な「良し悪し」でなく、極めて独自的で主観的な「好き・嫌い」を愛でることが重要なんだと思います。

これからも「無駄」をとことん愛したいですし、愛せるだけの心の余裕や豊かさを常に育んで生きたいと思います。

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