悪口や愚痴は自分への攻撃

先日近所のタイ料理屋で一人ランチをしていたら、30~40代くらいの女性グループが入ってきました。

私は本を読んでいたのですが、会話の内容がつい気になってしまい聞いていると

「うちの旦那、マジで何もしなくてムカつく」
「息子がさぁ、勉強しなくて本当にやんなっちゃう」
「職場の新人が、本当に気が利かない」

みたいに誰かの悪口でとっても楽しそうに大盛りあがりしてるので、まぁ本に集中できない(涙)

これはたまたま女性グループの例ですが、上司や会社の悪口を酒のつまみに盛り上がるおじさんの飲み会に遭遇した方も沢山いると思いますので、悪口で仲を深めるのは年齢や性別問わずそれなりに頻発する事象でしょう。

普段は中々言えないネガティブな感情や愚痴を吐きたいという気持ちもわからなくはないですが、悪口は本当にメリットがないので辞めた方がいいと心の底からお伝えしたいです。

色々なデメリットがある中で一番大きな理由としては、人は誰かの悪口を言うことで自分自身を攻撃しているからです。

実は脳は誰に向けられたか悪口なのかを判別できません。つまり、他者の悪口を思い切り吐き出してスッキリした気になっているとき、脳は自分自身への悪口と受け取り、知らずの間にダメージを受けてしまっているのです。

人は何か行動をするときには必ずその行動にメリットを見出します。メリットがあるかどうかはほとんど無意識が判断しているので自覚することが中々難しいのですが、悪口を吐き出すことで気持ちがスッキリするというメリットを見出していることが多いでしょう。

しかしこの悪口でスッキリしよう作戦は完全に悪手と言えます。スッキリする感覚は無きにしもあらずかもしれませんが、悪口によって自分自身の心が傷つくという大きすぎるデメリットがあることを認識しておくことが重要です。

悪口で盛り上がるのが恒例のようなグループに所属しているのなら、悪口ではなく明るい話題、言われて嬉しい話題を振ってみましょう。「今日の服装素敵だね」とか「ここのご飯美味しいね」とか「この前見た映画がすごい良かった」とか、いくらでも明るい話題はあります。

いくら明るい話題を振っても、すぐに悪口大会になってしまうということであれば、そのグループからは少しずつ距離を置けば良いと思います。

悩みやネガティブな気持ちが湧き上がるときこそ、悪口や愚痴に頼るのではなく、明るく楽しい話題を話す作戦を実行してみてください。明るく楽しい話題にフォーカスを当てることで脳のコンディションが向上し心もスッキリするはずです。

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