認知科学コーチングで人生変わったプロセスを具体的に解説します【僕の実体験】
7月末に12年間のサラリーマン生活に終止符を打ち、フリーランスとして、”ライフ研究家”という極めて怪しい肩書きを名乗り始めた私ですが、
「どうやったら、そんな振り切った生き方できるのですか…?」
と、聞かれることが最近ちょくちょくありましたので、今日はその全貌について、認知科学の根拠も交えながら、赤裸々にお伝えしたいと思います。
※10,000字弱の超ロング記事となっています。
1.僕の人生変容の全体像
めちゃくちゃシンプルにお伝えすると、
A.ゴール設定
現在の自分では絶対達成できないが、本音中の本音で叶えたいゴール
B.臨場感生成
ゴール世界に生きている自分の臨場感(リアリティ)
C.エフィカシー上げ
「自分は絶対にゴール達成できる」と謎の自信を持ち続ける
D.セルフトークの書き換え
自分が使う言葉をゴール世界仕様の言葉に変える
E.スコトーマ外し
ゴール達成に必要な情報に脳がアクセスしたり、達成に向けたアイデアが浮かんだりしてくる
F.コンフォートゾーンずらし
ゴール達成に必要な行動を自然に取り始める。反対に不要な行動はどんどん手放す。
以上、これだけです。
「え。。。。?なんか知らん言葉もあるし、どういうこと?」
と、突っ込まれそうですね。
あとこれだけだと、オカルト的でとても胡散臭いすねw
以下では認知科学の見地からより具体的に説明します。
オカルトではなく、極めて知的な営みであることを感じていただけたら幸いです。
2.認知科学に基づく解説
A.ゴール設定
ゴールは「現状の外側」という鉄の掟があります。
現状の外側のゴールとは、現在の考え方や行動を激変しないと絶対に達成ができないものであり、一切シミュレーションができないもののことです。
つまり、CanやHowで考えられる目標はゴールではないということです。
また、「誰からどう言われようと絶対に実現したい」と100%Want toであることがマストとなります。
・今いる会社の社長になる
・営業目標200%達成する
・会社員を辞めて独立する
これらは、それなりにハードルが高そうに見えます。一見現状の外のゴールっぽいですよね?
しかし、これらは全てゴールではなく、理想の現状になります。
例えば「社長になる」のは、会社で1名だけなので、確率的にはかなり低そうです。
しかし今いる会社という環境を変えずに、努力と運があれば、多少なりとも実現可能性はあると言えるため、これはゴールではなく、現状の内側となります。
また「何かの職業に就く」「肩書きを得る」ということも、真のゴールにはなりません。
「東大に入る」「弁護士になる」「社長になる」
これらはいずれも簡単ではないですが、達成方法は調べればそれなりに道筋はわかります。つまり、シミュレーションできるので、ゴールにはなり得ないのです。
現在の僕のゴールは
「ライフ100%に生きる」
です。
これは現在のコーチと一緒に作り上げたゴールで、これまでかなり試行錯誤の連続でしたが、かなりしっくりきています。(コーチに心の底から感謝)
「ライフ100%に生きる」ということは、ワーク(仕事)を手放すことでもあります。
またライフを通じてやりたいことを全部やるだけの、時間と健康とお金が必要で、Have toに費やす余裕は1ミリもありません。
ワークを手放してやりたいことを全部やるだけの時間と健康とお金を得るって、めちゃくちゃ最高(100%Want to)なのは間違いないのですが、常識的に考えたら「そんなん、どうやってやるんじゃい(アホかw)」という感じですよね?
しかし、まさにその「最高だけど、それどうやってやるんじゃい」と思うことがゴールのミソなのです。
B.臨場感生成
ゴール設定した後は、ゴール世界の臨場感を生成します。
これは未来の記憶を作ることとも言えます。
ゴール世界に生きている自分は、
・どんな仕事(僕は手放してますがw)や趣味をしているか?
・どんな人と一緒にいて、友人や家族とはどんな関係か?
・どんな健康状態で、どのくらいの資産を持っているか?
このようにオールライフで、ゴールイメージを具体的に膨らませていきます。
オールライフのゴール設定は、以下のバランスホイールを使って設定します。
バランスホイールを拡大表示
バランスホイールを活用することで、ゴールというまだ見ぬ未来の世界に生きる自分というものが、一人の確かな人格として整合性が取れるようになってくるのです。
これは言葉だけだと若干イメージしにくいと思いますが、やり続けていくうちにだんだんと腹落ちしてくので、一旦そういうものか、と思っていただければ大丈夫です。
また、ゴール世界の状態イメージを膨らませながら、同時に感情を味わいます。ゴール世界に生きる自分はどんな気持ちを持っていそうか。
「嬉しい?」「穏やか?」「清々しい?」
自分で臨場感を味わえる気持ちなら何でも良いので、自分が高揚したり最高だと思えるような言葉を選びます。
ゴール世界の臨場感を生成する上では、アファメーションという手法が効果的です。
これは、ゴールを想起させる言葉によって、一気に未来世界のへの臨場感を高める手法で、言い換えるとセルフトークのセルフマネジメントのことです。
僕が名乗り始めた「ライフ研究家」という怪しげな肩書きw、また「ワークライフバランスでもなく、ワークアズライフでもなく、ライフライフライフ!」というスローガンも、僕の大事なアファメーションになります。
ゴールという自分が心から望む未来に向かう中で、一番それを阻害するものは、現在直面している現状です。
せっかく本音のゴールを設定できたとしても、大半の場合が日常生活を過ごす中で、一気に現状に引き戻されてしまいます。
そのような現状維持の引力に負けじと未来に向かい続けるための技が、アファメーションなのです。
アファメーションの活用術については、たくさん方法があるので、また別の機会に譲りますが、未来の記憶を作る言葉を日常に埋め込むようにデザインし、無意識に刷り込んでいくプロセスと思っていただければ大丈夫です。
C.エフィカシー上げ
以前、別記事でも書きましたが、エフィカシーとは、ゴールを達成する能力があることへの自己評価のことです。
全く達成保証がないことを「できる!」と信じることなので、根拠のない自信とも言います。
実は、ゴール達成のために最も大事なことがこのエフィカシーなのです。
それはそうですよね。
そもそも達成できる保証が一切ないゴールを置いて、はなっからできないと思っていたら、1億%そのゴールを達成できることはありません。
めちゃくちゃ途方もないビジョンを描く起業家や、プロアスリート達は、エフィカシーの塊みたいな人が多く、そのエフィカシーの高さが故に、「周囲から絶対無理」と言われるようなことも、実現できてしまうのです。
このように天然でエフィカシーを高く持てちゃう方も本当に一部いらっしゃいますが、大半の人にとってこれって難しいですよね?(もちろん僕もです)
ここでコーチの出番です。
コーチングを通じてコーチがクライアントに提供できる価値は色々ありますが、もっとも大事なことはクライアントのエフィカシーを高め続けることです。
言い換えると、ひたすら励まし勇気づけ続けるということになります。
これだけ聞くと
「励ましてもらうことに(割と高額な)お金払うのですか…」
と思いますよねw
しかし冷静に考えてもらうと、自分以上に未来を信じてくれる人が中長期(僕は基本半年間で契約します)伴走してくれて、自分の未来を信じて励まし続けてくれることって、普通に生きてたらそうないことだと思います。
そんなコーチの存在はこの上なく貴重です。
これはまさに僕が痛感してることですが、こんな非常にリスキーな生き方を選択しながらも、変な焦燥感や迷いがなく毎日とても豊かに生きられているのも、まさに信頼するコーチが自分の未来を信じ、エフィカシーを高め続けてくれるからなのです。
シミュレーションもできない現状の外のゴール達成を目指す上で、基本的に自分一人でのエフィカシーでは足りません。
僕自身、もし一人だったらいつでも恐怖で頭がいっぱいになってしまう可能性も全然あったと思いますが、コーチの存在のおかげで、どれだけ先が見えなくても、”根拠のない自信”を持ち続けることができているのです。
D.セルフトークの書き換え
ゴール世界に生きる自分の臨場感を生成し、エフィカシーを高く持ちながら、次にセルフトークを書き換えていきます
セルフトークとは自分が使う言葉全般です。
これは、発言する言葉、思考する言葉、紙に書いたり、PCに打ち込む言葉も全部含みます。
なんと、人は1日に数万語ものセルフトークを使うと言われています。
実はこのセルフトークもめちゃくちゃ重要です。
「自分が使う言葉によって人生が決まる」と言っても過言ではないくらいの力をセルフトークは持っています。
また、自分のイメージ(セルフイメージ)は、セルフトークによって作られます。
そして、人は必ずと言っていいほど、セルフイメージに相応しい行動を取り続けるのです。
たとえば、「自分は安定思考なので」というセルフトークが習慣化してる人は、「安定思考で現状を変えない自分」のセルフイメージに相応しい行動を本当にとり続けます。
つまり、ゴール設定をしたとしても、使ってる言葉が変わらなければ、これまで生きてきた自分に相応しい行動を取り続けてしまうため、一ミリも人生は変わっていきません。
ですので、自分が使う全ての言葉を、ゴール世界に生きている自分が使うに相応しい言葉にデザインしていく必要があります。
僕は「ライフ100%に生きる」というゴールがあります。
その世界に生きていて最高にライフを味わい尽くしている自分を臨場感高くイメージしてみると、「つまらない」とか「疲れた」とかネガティヴな言葉はどう考えても使っていなそうなので、使うことを辞めました。
他にも、「仕事をしないといけない」とか、「家事をしないといけない」などの、「〜ならない」系のHave toにまみれた言葉も、ゴール側の自分からすると相応しくないので、使わないようにしています。
そんな自分ですが、以前はあたりまえのように愚痴を吐いたり、ネガティブセルフトークも多用しまくっていましたのでご安心を。
(中学生のときは「人生つまらない」が口癖でしたし、社会人1年目のときは毎日「消えたい、辞めたい」連呼してましたw)
しかし、自分が心から望むゴールを絶対に実現したいと思うなかで、ネガティブセルフトークを使うことは、ゴール実現の妨げにしかならないことに腹落ちできたので、自然と力みなく言葉を書き換えることができています。
これは「とにかくポジティブシンキングで、ネガティブセルフトークはやめよう!!」みたいな、暑っ苦しい精神論とは異なります。
シンプルに「自分のゴールを実現する上で、ネガティヴセルフトークを使うことは何もいいことがない」と心底腹落ちできているから、使うことを辞めたのであって、ある意味非常にドライかつ合理的に判断して実践しているのです。
セルフトークに関しては、かなり奥が深くて、無自覚にセルフイメージを下げるセルフトークを使ってるケースが無限にありますので、また別の機会で解説したいと思います。
E.スコトーマ外し
Aのゴール設定で、「CanやHowは考えてはいけない」と言いましたが、とはいえ
「どうやって現状の外のゴールなんて達成できるんじゃい?」
という疑問が残ると思います。
ここでようやくそのタネあかしをします。
スコトーマとは、眼科用語で盲点のこと。ここでは心理的な盲点と覚えておいていただければ大丈夫です。
言い換えると、世界には存在しているが、認識できないことです。
人の脳は上手に手抜きをしていて、世界に存在する無限の情報の中から、ごく限られたものだけを認識する機能を持っています。
その機能を、RAS(ラス|レティキュラー アクティベイティング システム)と言います。
なんだか聞き慣れない言葉と感じると思いますが、要はその人が重要だと思うものだけを認識する脳のシステムと覚えるだけで大丈夫です。
つまり、RASが重要と判断しなかった情報は認識できないのでスコトーマとなるのです。
少し具体例を交えて説明します。
男性は結婚して奥さんが妊婦さんになると、やたらと街で妊婦さんばかりが目に飛び込んでくるようになるそうです。
「なんか街に妊婦さん増えた?」ととぼけたことを言う方もいるそうですが、急に街に妊婦さんが増えた訳ではなく、これまでは妊婦さんという存在がスコトーマとなり、認識できていなかっただけです。
つまり奥さんが妊娠するまでは、「妊婦さん」という情報の重要性が低く、スコトーマとなっていましたが、奥さんの妊娠により「妊婦さん」の重要性が増し、RASの働きによって、やたらと妊婦さんが目につくようなる、というからくりです。
ここから何が言えるかというと、僕たちの脳は重要だと思う情報しか見えない、ということです。
そして、その重要性はこれまで生きてきた過去によって決まります。
つまり、現状の外(未来)のゴールを作らない限り、過去の自分が重要とみなしていた情報しか認識できないので、永遠に過去の重要性の世界に生き続けることになるのです。
Aのゴール設定で、「今いる会社の社長になる」は現状の外のゴールではないという話をしました。
「今いる会社の社長になる」という目標は、過去の重要性の中で一定シミュレーションができる目標なので、RASは新しい情報を認識しようとしません。
つまり、新しい情報にアクセスして、行動を大きく変えることにはつながらないのです。
反対に、現状の外側のゴールとは、今の自分が相当大きく変わらないと達成できないゴールなので、そのゴール達成のために必要な情報にRASがアクセスしてくれるようになります。
過去の重要性ではスルーしてしまっていた、ゴール達成に必要な情報がどんどん目に飛び込んでくるようになるのです。不思議なことに。
少し実感しにくい方もいると思うので、僕の例を交えて説明します。
「ライフ100%に生きる」というゴール設定したときは、もちろん「うわぁ、それできたら最高!」という気持ちはありながら、当然どうやって実現するかは皆目検討がつきませんでした。
しかし、そのゴールに恋をするように毎日アファメーションを駆使しながら、ゴール世界の臨場感を高め続けていくと、RAS君が仕事をしてくれて、
・フリーランスとして成功してる人
・フリーランスで時間と金銭的余裕を得る方法
・コーチとして自分のゴールの参考となる生き方をしている人 等
これらの情報に自然とセンサーが発動し、一定期間の間でどんどん情報が入ってきて、「お、こうやればできるのかも」と、達成への道筋がいくつか見えてくるようになりました。
反対に会社員時代に重要性が高かった市場価値とかキャリアアップ関連の情報は、現在のゴールには全く関係なく、その情報はノイズになるため、スコトーマとして、自然とロックアウトされているという状態です。
信じられないような話かもしれませんが、ゴール設定が先で達成プロセスは後から出現する、というのがこの認知科学コーチングのからくりです。
「Invent on the way」という言葉がありますが、 まさにやりながら方法を見つけていくアプローチです。
会社の目標達成手法でよく使われているOKRも、割と近い発想かと思います。
先に実現困難な目標を設定することで、ドラスティックかつクリエイティブな達成方法を考えられるようになる、というアプローチの思想は近いです。
しかし、会社の中で決めるゴールと、個人が本音中の本音で決めるゴールとでは、ゴールに向かうエネルギーの大きさが違います。
人は、外圧でなく完全に内発的な動機で「これをやりたい!」と思った時に、最高に創造性とエネルギーを発揮するからです。
人が本来持つ創造性とRASの力をフルに使い、全く達成の保証がないゴールを本当に達成してしまおうというのが、認知科学コーチングの肝となるのです。
F.コンフォートゾーンずらし
ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます。
ようやくこちらで最後の単限です。ここまで6500字超え…
コンフォートゾーンとは、人が慣れ親しんだ安心安全でいられる状態のことです。
人はコンフォートゾーンの中にいる時に一番パフォーマンスを発揮できます。
反対に、コンフォートゾーンから出たときは、創造性をフル活用して、あの手この手で現状に戻そうとします。このことをホメオスタシス(恒常性維持機能)のフィードバックと呼びます。
例えば、平熱36℃の人が80℃のサウナに行っても、体温は80℃にはならず、発汗して元の36℃を維持しようとします。
これはまさにホメオスタシスの力です。
また、普段8時起きの人が、早起きを推奨する本の影響で
「明日から5時起き生活をしよう!」
と意気込むケース。
初日は5時に起きられたが、次の日から普段通り8時に起きてしまう…というのも、8時起きの状態がコンフォートゾーンだからです。
意識としては「5時に起きたい!」と思いながら、ホメオスタシスのフィードバックは無意識レベルで超強力にコンフォートゾーンに止めようとしますので、8時起きの状態に戻ってしまうのです。
このように、頑張ってコンフォートゾーンから出ようとしても、超強力なホメオスタシスの力が働くので、一瞬で元の生活に戻ってしまうのが人間なのです。
ダイエットや早起きが三日坊主で終わってしまい、「私は意志が弱いダメなやつだ…」と凹んだ経験は誰もがあると思います(私も過去無限にあります。)。
しかし、ホメオスタシスは人間が生き残っていくためにプログラミングされた生体的な機能なので、ある意味致し方ないことなのです
では、どうやって人は変わることができるのか。
それは、コンフォートゾーンの外側に飛び出すのでなく、コンフォートゾーンをゴール側にずらすというのが答えとなります。
人はコンフォートゾーンを2つ同時に持つことはできません。
ゴール側(未来)のコンフォートゾーンと、今現在のコンフォートゾーンと2つが存在したとき、人はより臨場感の強い方を選択します。
もちろん、何もしなければ、ゴール側の臨場感が選ばれることはありません。
今の自分の方が臨場感高いことは間違いないので、ある意味当然ですよね。
しかし、情報空間にしか存在していない小説や映画、VRの仮想現実の世界に没入できるように、人は情報空間に臨場感を持つことができる存在なのです。
これまで述べてきた、
A.ゴール設定
B.臨場感生成
C.エフィカシー上げ
D.セルフトークの書き換え
E.スコトーマ外し
を行うことで、ゴール世界への強い没入が可能となります。
そして、ゴール側のコンフォートゾーンにより強い臨場感を生成し、コンフォートゾーンをずらすことが本当に可能となるのです。
これも非常に実感が難しい話かと思いますし、僕自身もなかなか理屈ではわかりながらも、腹落ちするまでにかなり時間がかかりました。
会社員時代の僕は
・会社員の自分
・毎日一定決まった仕事があり、9-18時で働く自分
・毎月安定的な収入がある自分
がコンフォートゾーンでしたので、その時は
・フリーランスとなった自分
・時間の使い方を完全に自由に決められる自分
・安定的な収入はなく完全に自分次第な自分
は、完全にコンフォートゾーンから外れた状態で、考えただけでも恐怖という感じでしたw
しかし、「ライフ100%で生きる」のゴール側に完全にコンフォートゾーンがズレた今は、上記の状況もただのコンフォートな状態に変わっていますので、毎日が絶好調で心地よくライフを味わい尽くせているのです。
反対に会社員時代のコンフォートゾーンには、「今はもう絶対戻れない」と恐怖を感じるようになっているのです。
これがコンフォートゾーンがずれるということです。
一度ずれてしまえば、ゴール側に生きている自分がコンフォートになります。
またゴール側のコンフォートゾーンにホメオスタシスのフィードバックがかり、過去のコンフォートゾーンに戻ることを全力で拒否します。
つまりゴール側のコンフォートゾーンを自然と維持することができるので、そこに努力して頑張ると言う感覚は一切なく、最高に心地よく自然とパフォーマンスを発揮し続けられるようになるのです。
ちなみに、コンフォートゾーンをずらすことと、飛び出ることは異なります。
よく、コンフォートゾーンから出て厳しい環境で頑張ることで成長できるという話がありますよね。
僕も学校法人からベンチャーに転職したときは、完全にコンフォートゾーンから飛び出て、生きた心地のしない数ヶ月を過ごしましたが、なんとか適応できたので、人生を変えることにはつながりました。
しかし、このコンフォートゾーンから飛び出るという方法は少し荒療治な方法で、リスクも大きいと感じます。
前述の通り、人はコンフォートゾーンの中にいるときが一番パフォーマンスを発揮できますので、コンフォートゾーンから飛び出た状態というのは、緊張で身体が強ばり、パフォーマンスを発揮しにくいわけです。
僕自身もかなりポンコツな数ヶ月を過ごしたあとに、なんとか適応できるようになった感じだったので、結果論としてはよかったのですが、ポンコツのまま潰れていった可能性も全然あったと思いますw
荒療治的にコンフォートゾーンから飛び出て頑張って適応を目指していくよりも、上記A〜Eに向き合い続け、コンフォートゾーンをずらしていく方が、クリエイティブで知的なアプローチであるというのが僕の持論です。
コンフォートゾーンとは生活リズムのことでもあるので、コンフォートゾーンがずれるというのは、毎日の時間の使い方が変わることであり、それは人生が変わるということです。
コンフォートゾーンをずらせたことで、僕の人生は大きく変わりました。
人生を大きく変え、毎日を心地よく穏やかに味わいながら、自分が本当に望むゴールに向かっているが、今の僕です。
「ワークライフバランス」でも
「ワークアズライフ」でもなく
「ライフライフライフ!」
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